長期平準定期保険と逓増定期保険を検討していますが、商品の違いや比較はできますか?どちらを導入したほうが良いのでしょうか?

節税保険よくあるご質問,節税
節税保険導入事例,節税

長期平準定期保険と逓増定期保険を検討していますが、商品の違いや比較はできますか?どちらを導入したほうが良いのでしょうか?

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短期的な退職金積み立てには逓増定期保険 、中長期的な退職金積み立てには長期平準定期保険がおすすめです。

 現在の税制下において、長期平準定期保険も逓増定期保険も支払った保険料のうち半分を損金とすることができる保険商品です。2つの商品にはそれぞれ特徴があります。以下に長期平準定期保険と逓増定期保険に関して商品比較をさせていただきました。ご参考にしていただければ幸いです。

保険料(損金額)面における長期平準定期保険と逓増定期保険の比較

 長期平準定期保険も逓増定期保険も支払う保険料は、たいていの場合、半分損金となります。決算ギリギリで様々な買い物や、経費処理をしたあとに利益が500万円残ってしまっているとします。ここで、年間保険料1000万円分の長期平準定期保険や逓増定期保険に加入すれば、きれいに利益を圧縮することができます。全額損金の商品に対して資金効率は若干劣りますが、非常に大きな損金額を作りだす(利益を圧縮する)ことができるのは長期平準定期保険や逓増定期保険の大きな魅力と言えます。

 損金性はともに半分損金ですが、設定できる保険料額に差があります。長期平準定期保険が1商品あたりで設定できる年間保険料金額が100万円~300万円ほどであるのに対して、逓増定期保険は300万円~2,000万円程度まで設定可能です。保険料が大きく設定できる逓増定期保険を活用することにより、5年~10年以内の短期間で目標の退職金額を積み立てることができます。一方で、15年以上の長期間で退職金積み立てを行う場合は、保険料が小さい長期平準定期保険がおすすめです。

 なお、両者とも複数の保険会社を組み合わせることで非常に大きな損金額を作りだすことが可能です。

保険料(損金額)面における長期平準定期保険と逓増定期保険の比較
長期平準定期保険 逓増定期保険
損金算入額(経費割合) 半分損金 半分損金
設定可能な保険料の額 小さい
1商品あたり年間保険料
(100万円~300万円ほど)
大きい
1商品あたり年間保険料
(300万円~2,000万円ほど)

解約返戻金面における長期平準定期保険と逓増定期保険の比較

 二つの保険商品には、解約返戻率の推移に差があります。長期平準定期保険は、ゆったりと高く解約返戻率が伸びていきます。一方で、逓増定期保険は早く高く解約返戻率が伸びていきます。

 たいていの長期平準定期保険は、退職時期である60才~65才に向けて解約返戻率がゆったりと上昇していきます。保険商品により、解約返戻率のピーク時期を変更することや、当初の解約返戻率を抑えるかわりに後半の解約返戻率を伸ばす設計ができますが、原則は退職時期に向けてゆったりと長期的に解約返戻率が一番高くなるように設計されています。

 逓増定期保険は、契約してから5年~10年のあいだに早く高く解約返戻率が上昇していきます。そして解約返戻率のピークを過ぎると解約返戻率は徐々に低下していきます。逓増定期保険も解約返戻率のピーク時期を変更することや、当初の解約返戻率を抑えるかわりに後半の解約返戻率を伸ばす設計ができますが、原則は短期的に解約返戻率が高くなるように設計されています。

解約返戻率面における長期平準定期保険と逓増定期保険の比較
長期平準定期保険 逓増定期保険
解約返戻率の特徴 ゆったりと高く解約返戻率が推移します。 早く、高く解約返戻率が推移します。
解約返戻率がピーク(ほぼ100%)になる時期 中~長期的な設定のみ
(10年~15年以降)
短期間の設定が可能
(4年~5年ほど)

出口(解約時)に行使できるオプションや選択肢における比較

 逓増定期保険の選び方長期平準定期保険の選び方においてもご紹介をさせていただいておりますが、法人保険を活用する節税対策において、出口(解約時)戦略が非常に重要な存在となります。長期平準定期保険は、保障以外の基本的な機能は、不測の事態に備えた含み資産の形成、つまり課税の繰り延べ機能しかありません。保険解約時には大きな益金(利益)が発生しますので、役員退職金や大規模修繕といった赤字(損金)を大きく作れる経営イベントと併せて活用する必要があります。

 一方で、逓増定期保険は、がん保険と同様の不測の事態に備えた含み資産の形成(課税繰り延べ効果)に加えて、退職金や大規模修繕を必要とせず出口(解約時)戦略を組むことができます。退職せずに経営者や役員個人に解約返戻金を移していくプランが一般的です。保険を個人で解約した場合は、法人で解約して法人税を支払うよりも圧倒的に安い税率が適用となります。このプランを予め組んでおくことにより、課税の繰り延べだけでなく、本当の意味での保険だけでの節税効果が狙えます。

出口(解約時)戦略面における長期平準定期保険と逓増定期保険の比較
長期平準定期保険 逓増定期保険
出口(解約時)戦略 保険解約時には退職金や大規模修繕等の経営的イベント(赤字)が必要 経営的なイベントを必要とせず保険単体で解約(終了)がすることが可能

 お客様の現状をおうかがいしながら、最適な法人保険活用及び節税対策のご相談・ご提案をさせていただきます。まずはお気軽にお問合わせをいただければ幸いです。

長期平準定期保険と逓増定期保険の比較まとめ
長期平準定期保険 逓増定期保険
損金算入額(経費割合) 半分損金 半分損金
設定可能な保険料の額 1商品あたり年間保険料
(100万円~300万円ほど)
1商品あたり年間保険料
(300万円~2,000万円ほど)
解約返戻率の特徴 ゆったりと高く解約返戻率が推移します。 早く、高く解約返戻率が推移します。
解約返戻率がピーク(ほぼ100%)になる時期 中~長期的な設定のみ
(10年~15年以降)
短期間の設定が可能
(4年~5年ほど)
出口(解約時)戦略 保険解約時には退職金や大規模修繕等の経営的イベント(赤字)が必要 経営的なイベントを必要とせず保険単体で解約(終了)がすることが可能。

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