逓増定期保険について教えて下さい。

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節税保険導入事例,節税

逓増定期保険について教えて下さい。

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逓増定期保険については以下の通りです。

  1. 法人契約における逓増定期保険の保険料は、死亡保険金受取人が法人である場合には「支払保険料」の損金算入割合に一定の制限があります。
  2. 死亡保険金受取人が、被保険者(役員等一部の特定者)の遺族である場合には支払時の「給与」とします。
  3. 法人が死亡保険金や解約返戻金を受取った場合には、前払保険料や配当積立金との差額を雑収入又は雑損失として計上します。

1.逓増定期保険とは

 税務上「逓増定期保険」とは、「保険期間中に保険金額が5倍までの範囲で増加する定期保険のうち、その保険期間満了の時の被保険者の年齢が45歳超であるもの」と定義されています。

2.逓増定期保険の保険料税務取り扱い

①死亡保険金受取人が法人である場合

 「逓増定期保険」は、保険期間の前半において支払う保険料の中に多額の前払保険料が含まれていることから、保険金受取人が法人の場合には、支払保険料の損金算入割合に制限があります。

A.契約形態

契約者 被保険者 死亡保険金受取人
法人 役員・従業員等 法人

B.経理処理
 保険期間の前半6割に相当する期間は、各年の支払保険料の額のうち一定の割合を前払保険料として資産計上し、後半4割に相当する期間内は各年の支払保険料の額に加えて資産計上した前払保険料を取り崩して損金の額に算入します。

<仕訳事例>
 保険加入日:平成22年4月1日
 保険加入時における被保険者の年齢:55歳
 保険期間:10年
 支払保険料:100万円/年

①前半6割の期間
(借方) 支払保険料  50万円 / (貸方) 現金預金 100万円
     前払保険料  50万円

②後半4割の期間
(借方) 支払保険料 175万円 / (貸方) 現金預金 100万円
     前払保険料 75万円※

※一時払保険料等については、まず、当該事業年度に対応する保険料を算出し、その当該事業年度保険料を「損金」と「前払保険料(資産)に区分します。(よく事業年度以降に対応する保険料は全額「前払保険料(資産)」に計上し、その後期間の経過に応じて当該期間に対応する保険料について定められた部分を損金とします。)

②死亡保険金受取人が被保険者の遺族である場合

A.契約形態

契約者 被保険者 死亡保険金受取人
法人 役員・部課長等、特定の者のみ 被保険者の遺族

B.経理処理
 被保険者を特定の者のみとする加入の場合は、支払保険料の全額が給与となります。
(借方) 給与 / (貸方) 現金預金

3.逓増定期保険の配当金の税務取り扱い

 法人が受取った配当金は、その通知を受けた日の属する事業年度に全額雑収入として計上します。
(借方) 現金預金(又は配当積立金) / (貸方) 雑収入

4.逓増定期保険の死亡保険金・解約返戻金の税務取り扱い

 法人が受取った死亡保険金や解約返戻金は、前払保険料や配当積立金との差額を雑収入または雑損失として計上します。
(借方) 現金預金 / (貸方)

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