CDP(career development program)
CDP(career development program)とは
1955年、米国の第二次フーバー委員会の勧告案に端を発する。フーバー委員会は米連邦政府の組織に非能率にメスを入れ、いくつかの改善案を出した。その中の一つに陸軍文官のキャリア・プログラム(army civiliancareer program)が入っていた。この勧告案は米国の民間企業にも影響を与え、シアーズ・ローバック、IBMなど一部の企業で採用したが、やがてわが国の企業の一部でも採り入れられた。しかし、これが本格的に注目されるようになったのは第1次オイル・ショック以降のことである。CDPの考え方は個人は自己実現をめざして継続的成長を求め、組織は組織自体の継続的発展を求める存在であるといわれているが、この両者の目的を将来にわたって一致させるよう設計したのがこのプログラムである。個人の育成の基本をジョブ・ローテーションとOJTにおいている点が特色である。