金融商品会計
金融商品会計とは
中心となっているのは、金融商品に関する会計基準で「金融商品に係る会計基準」として、企業会計審議会から平成11年1月に公表された。同基準の内容は、①金融資産および金融負債の範囲等、②金融資産および金融負債の消滅の認識、③金融資産および金融負債の貸借対照表価額等、④貸倒見積高の算定、⑤ヘッジ会計、⑥複合金融商品――となっている。この基準では、金融商品とは金融資産、金融負債、デリバティブ取引に係る契約を総称しており、複合金融商品なども含む。また時価評価が基調となっているが、ここでは、時価とは公正な評価額とし、市場において形成されている取引価格などをいう。