逆選択(adverse selection)

法人保険用語辞典

逆選択(adverse selection)

逆選択(adverse selection)とは

情報の経済学における概念のひとつで、情報の不完全性、特に経済主体間に情報の非対称性が存在することによって市場の資源配分機能が阻害されてしまう問題。アカロフ(G.A.Akerlof)の中古車市場の話が有名。

貸出市場を例にとると、貸出リスクが大きく劣悪な融資案件を持ち込む資金の借り手(情報優位性)が市場に現れても、貸し手(情報劣位者)は情報の非対称性により完全には識別し得ないので、貸し倒れが発生しうる。これに対して、貸し手がこのリスクに見合う分貸出金利全般を引き上げると、良質な借り手は他の低金利で調整し得る市場に移り、当初の市場には劣悪な借り手しか残らなくなってしまう。このような事態を逆選択という。

生命保険では健康に自信のない者や危険な職業に就いている者が、また損害保険ではバッド・リスクの所有者がすすんで保険に加入する傾向があるように、保険契約者は、保険事故発生の可能性の高いリスクを選んで保険をつけようとする。放置すれば収支相等の原則を崩し、保険制度の健全性を損なうことになる。

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