農林漁業金融機関
農林漁業金融機関とは
農林漁業金融機関を主要な業務とする金融機関。日本では、単位農業協同組合・漁業協同組合、都道府県段階の上部機関である信用農業協同組合連合会・信用漁業協同組合連合会、さらに全国の中央機関の機能を果たす農林中央金庫という、3段階の系統組織で構成されている。
農林漁業金融機関は相互援助の精神に基づく協同組合を基礎とする3段階の系統組織を主体として行われてきたが、近年の金融自由化の流れのなかで低コスト体質への変革が必要となっており、単位農協の合併が進められているほか、コストの大きい3段階構成を改め、都道府県段階を廃した単位農協・漁協と農林中央金庫の2段階構成とすることが検討されている。また、預金者保護制度として、農林水産業協同組合貯金保険機構(1973年9月設立)が運営されている。