簿外資産(nonledger assets)
簿外資産(nonledger assets)とは
貸借対照表に記載されていない資産。本来、貸借対照表にはすべての資産を記載しなければならないが、微細に至るまですべてのものを取り上げて記載するとかえってわかりにくくなる。このため、重要性の原則に照らして重要性の乏しい分を省略して記載しないことが認められている。したがって、貸借対照表に記載しない簿外資産が発生することになる。その例として、①消耗品、消耗工具・器具・備品を費用として処理した場合、②前払費用、未収収益の計上を省略した場合、③棚卸資産の取得費用を取得価格に算入しない場合–などで、いずれも重要性の乏しいときである。