相対ネット与信限度(bilateral net credit limit)
相対ネット与信限度(bilateral net credit limit)とは
貸金振替に伴う未決残高増大による与信リスクの圧縮策のひとつで、銀行間であらかじめ資金振替を行う相手行ごとに相対ネット与信ポジション(相手行への未決送金額の合計を超える相手行からの未決済受取額の合計)の上限を設定し、それ以上のネット与信ポジションを持たないとすること。
これにより、一行が決済不能に陥っても、他行の貸し倒れリスク等をそれぞれの与信限度額にまで制限することができる。全銀システムや米国のCHIPS等では、この与信限度の設定が義務づけられている。