横断的組織(horizonal organization)
横断的組織(horizonal organization)とは
組織は基本的にピラミッド型の階層をなしている。そしてピラミッドの頂点から底辺にかけて何本もの線が走り、それぞれが職能によって分けられている。これは専門分化と呼ばれているが、伝統的な管理原則によれば、上下間の情報の行き交い、つまり、上から下への命令、下から上への報告は、この職能域を超えて行われることはない。しかし、現実に企業を運営していく場合、各職能間で連絡したり、調整したりすることが必要になる。そこで、これを可能にするため、委員会を設けたり、連絡係(リエゾン)を置いたりする。これが横断的組織である。また、プロジェクトのように各職能の資源を集中させる必要があるときはチームが編成されるが、これも臨時の横断的組織である。このほかマトリックス組織もある。