株式消却
株式消却とは
会社が発行済み株式の一部を失効・消滅させること。従来、「商法」では債権者保護の観点から株式消却について厳しく規制していたが、平成13年の「商法」改正で緩和した。株式の消却には以下の場合がある。①会社が取得して保有している自己株式を消却する場合で、取締役会の決議で決定できる。②減資つまり資本金を減少し、かつ発行済み株式総数も減少する場合で、株主総会の特別決議が必要である。③利益消却と呼ばれる方法で、定款の規定に基づき配当可能利益により消却する場合である。なお、「株式の消却の手続きに関する方法の特例に関する法律」は平成13年に廃止された。