変動金利貸出
変動金利貸出とは
固定金利ではなく変動金利で行われる貸出。かつては負債の付利形態に応じ、原則として普通銀行と長信銀が固定金利制、信託銀行が変動金利制をとってきた。
近年、金利の自由化等を背景に金利リスクが増大していることから、普通銀行・長信銀の変動金利貸出の比率が急速に高まった。特に普通銀行では自由金利負債(預金)の増大から、いわゆるスプレッド・バンキングへの移行を強めており、貸出金利は市場金利に一定の利ざやを上乗せした水準で決定され、市場金利に伴って変動する市場金利連動型貸出が導入されている。