創業者利得(founder’s profits)
創業者利得(founder’s profits)とは
企業の創業者、あるいは株式発行を引き受けた人は、株式市場における時価と、額面あるいは創業のときの引き受け値段との差額(プレミアム)を取得することができる。これを創業者利得という。額面100円、配当率年1割、つまり1株について10年の配当をする企業があるとする。そのときの一般利子率を年6分とすれば、その株の値段は166円余。この値段に株数を乗じたものが擬制資本で、それから現実資本(実際の資本)を差し引いた残りが、企業の利得となり、これを創業者利得という。