内部者取引
内部者取引とは
自社ないし他社の機密の情報を業務上知り得る者が、利益をあげるためにそれを利用して行う証券取引。インサイダー取引ともいう。証券取引で内部者取引が行われると、一般投資家が不利益を被るので、投資家保護のと健全な証券市場の発展の見地から、こうした取引は各国の証券取引法等で規制されている。日本における内部者取引の法的規制は、従来の規定が不十分であったため、1988年に、証券取引法が改正され、刑事罰則が整備されたほか、92年には証券取引等監視委員会が設置され、市場のモニタリング強化が図られた。