ホールセール・バンキング
ホールセール・バンキングとは
大企業の大口の預・資金や証券投資を業務の主対象とする銀行経営のことで、リテール・バンキングに対する用語。日本では長信銀、信託銀行がこの経営方針をとってきている。最近はリテール部門の市場拡大や金融の自由化・国際化を背景に、改めてリテール型かホールセール型かの選択を迫られている。米国ではJPモルガンやバンカース・トラストがホールセール型の調達と中長期投資運用を行っているほか、証券業務(発行引き受けや運用アドバイス)にも力を注いでおり、銀行持株会社を通じた銀行の証券業務への進出の代表格となっている。