ブンデスバンク(Bundesbank)
ブンデスバンク(Bundesbank)とは
ドイツの中央銀行で、1957年に旧西ドイツで設立された(ドイツ最初の中央銀行であるライヒスバンクは1876年に設立された)。
ドイツの中央銀行は、第1次大戦後の天文学的なインフレの発生、ナチス政権下での独立性の喪失等、第2次大戦までは苦難の歴史であった。こうした経験に対する反省を踏まえ、ブンデスバンクは通貨価値の安定確保を最大の任務とし、政府からの独立を法的に認められた中央銀行として生まれ変わった。
しかし、予定されている欧州通貨制度(EMS)の下では、各国通貨は単一通貨へと移行されるため、ブンデスバンクの役割も大きく変わることが予想される。