フロー・アプローチ(flow approach)
フロー・アプローチ(flow approach)とは
為替レートは、経常収支・資本取引・公的介入等の国際取引によって生ずる外国為替の流れ(フロー)の需給均衡によって決まるとする考え方。このアプローチでは、通常マーシャル・ラーナー条件が十分満足され、外為市場は安定的と仮定される。しかし、変動相場制移行後、金利差や為替レートの変化予想を敏感に反映して国際資本移動が活発化するとともに、資産ストック需給に着目するアセット・アプローチが短期為替レート決定理論としてより有力になった。