コンフリクト(conflict)
コンフリクト(conflict)とは
葛藤あるいは紛争と訳している。企業社会でこれが特に問題になるのは集団間の葛藤である。たとえば2つのグループないしチームの間に勝ち負けを問題として対決が起きる紛争へと発展する。労使紛争などその典型例である。抗争中はそれぞれのグループの団結度が高くなる。メンバー間の意見の相違が一時的に忘れられ、グループへの献身度が高まる。グループとして達成すべき事柄が前面に押し出され、グループの雰囲気は課題指向的になり、グループはより組織化され、高度に構造化される。しかし、こうしたグループ間の紛争はどちらのグループも相手を敵と見始め、現状を歪めて認識し始めるため、組織全体の生産性に大きな影響を与える。そのため、双方が合意しうる目標をみつけ、双方の間に意味のある意思疎通の途を開くことによって、葛藤によって生じるマイナス面を克服していくことが必要だとされている。