アノマリーズ(anomalies)
アノマリーズ(anomalies)とは
株式市場において常識とは相いれない変則的事実のこと。1980年代に入り、米国を中心に市場の効率性に関する研究が進む中で、様々なアノマリーが指摘されるようになり、その研究も進んだ。
よく知られているのは、月によって株価変動が異なり、1月の投資収益率が他の月より高いという事実、また1週間の中で月曜日の投資収益率が低く(いわゆる月曜ボケ)、週末は高いという検証結果や、過去の一定期間に運用成果が悪かった銘柄は次の一定期間には良くなる(リターンリバーサル効果)といった例である。こうしたアノマリーに基づいて運用戦略を考える投資家もふえている。