法人で団体信用生命保険の代わりになる保険はありますか?

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節税保険導入事例,節税

法人で団体信用生命保険の代わりになる保険はありますか?

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以下の内容でご質問頂きました。

 医療法人です。投資物件のマンションやアパートを度々購入しているのですが、取引先の銀行が団信(団体信用生命保険)がないのでということで、別の保険を紹介されました。金利に入れられる団信に比べて、経費算定から考えるとメリットが少ない気もします。団信に比較的近い家計保障定期保険というものでした。「法人の方で入れば経費にもなるし、万が一があっても、妻に配分し、マンションのローンの残債に当てられるとのことで、いかがですか?」ということですが、よくわかりません。そちらのホームページにお問い合わせをしたほうが、もっと良い説明で、効率も良い保険を紹介してくれるのでは?と思い聞いてみました。一月に購入するマンションの保険は、うちのスタッフのお父さんに既に話を打診してしまったので、しかたなく契約しようと思っていますが、どのような種類で契約したらいいか教えてください。一応数種類の保険会社を提案できると言っています。次回一億前後の一棟アパートを購入する予定なのですが、それに対してのオススメもあれば教えてください。

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以下、ご質問にお答えさせていただきます。

 まず前提ですが、原則として団体信用生命保険は、住宅ローンのみを対象とするため、どの生命保険よりも保険料が割安になっています。団体信用生命保険を利用できる場合は、代わりの保険を探すのではなく、保険料が割安な団体信用生命保険を利用するべきです。これが前提です。以下は団体信用生命保険が活用できない場合を想定します。

 団体信用生命保険の代わりに保険にご加入される場合、以下の3つの選択肢が考えられます。

  1. 逓減定期保険(家族収入保険)
  2. 一時払いの終身保険
  3. 解約返戻金のある長期平準定期保険

 これらの商品を組み合わせることで、ご依頼をいただきました団体信用生命保険と同様の効果でリスク補てんが可能です(※ローンの期間、必要な保障額、保険をかける対象の方のご年齢、加入形態が法人もしくは、個人かにより、1~3のどの選択がベストであるかは異なります)。

 組み合わせや商品選択の基準として、支払った保険料が掛け捨てとなりますが、保険料額を抑えたい場合は、1の逓減定期保険(ていげんていきほけん)がおすすめです。保険料額は大きくなっても、解約時の返戻金等を考慮して、差し引きの保険料を一番安い(保険会社に取られない)形にする場合は、2と3の終身保険と長期平準定期保険がおすすめです。

1. 逓減定期保険(家族収入保険)について

 逓減定期保険は、団体信用生命保険と同様、設定した年数に応じて保障が段々減っていく(逓減していく)生命保険です。例えば、ローン返済金額合計が1億円で返済期間が35年の場合、最初の保障金額設定はマンションのローン返済金額と同額の1億円で開始します。その後、毎年保障額が徐々に減っていき、ローン返済期間終了時の35年後には保障が無くなるという保険です。団体信用生命保険と同様に、ローン返済額に合わせて保障が徐々に減っていきますので、効率良く保障を用意することだできます。

 家族収入保険と呼ばれる保険(現在ご提案を受けられている家計保障定期保険)は、この種類の保険と同タイプの商品で、逓減定期保険の形が変わったものかと思われます。保険の対象者が死亡もしくは高度障害になった場合、契約期間にわたって年金のように保険金額を毎年受け取ることができます。保険会社によって、年金のように保険金を受け取る場合と、一時金として保険金を受取る場合とから選択することが可能です。なお、支払った保険料のほとんどが掛け捨てになる逓減定期保険と家族収入保険は、契約者を法人とすることで、両方とも全額損金として経理処理をすることが可能です。

2. 一時払いの終身保険

 一時払いの終身保険は、その名のとおり、保険料の払い込みは、一時払いで全額を支払います。その後、死亡・高度障害になるまで保障がつづくという保険料が運用されるタイプの保険商品です。前述させていただきました逓減定期保険の場合、支払った保険料はほとんど掛け捨てとなりますので、契約終了時には手元に残るものは何もありません。

 一方で、一時払いの終身保険は、保障だけでなく運用利回りにより銀行の定期預金よりも魅力的な解約返戻金があることや、ご契約開始から一定期間が過ぎると、支払った保険料よりも多くの解約返戻金が払い戻しになることといったメリットがあります(※損金性だけを言えば、法人での契約の場合は、全額資産計上となりますので、個人でご契約することをお薦めいたします)。

3. 解約返戻金のある長期平準定期保険

 死亡・高度障害時の保障を用意しながら、解約返戻金を貯めていくことができるタイプの保険です。中~長期的な計画となりますが、ご年齢やご契約期間によっては税効果を含まない単純な解約返戻率で100%近い高い返戻率を設定できる保険商品です。契約形態によって、法人にて半分損金で経理処理をすることが可能ですし、保険金額の減額(部分解約)を上手く活用することで、解約返戻金をためながら、団体信用生命保険や逓減定期保険と同じような効果を有むことができます。

 上記3つを組み合わせてご利用いただくことで、ローン返済に必要な資金を確保しつつ、解約時や、万が一の際にも必要な保障を用意することができます。

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